上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
|--/--| スポンサー広告| |

なにひとつ偽りのない、素晴らしいジャケット。

管理人としちゃあ残念ですが。





忙しさも多少軽減し、すこし心にゆとりのできてきた今日この頃。

それでもいまだにややテンションの低い管理人を、再び奈落に突き落とすようなテンションの低い作品を鑑賞いたしました(何故)。



…っていうかコレ、ゲテモノちゃうやーん。


普通に良く出来てるやーん(´∀`)。




…まぁいいか(適当)。



せっかく観たし、レビューしよ(トーン低い)。



販売元―ファインディスクコーポレーション

発売元―ジャスティ

監督、脚本―スティーヴン・ヘンチェス

製作―F.X.ヴィトロ、ジョン・ソーヤー

原案、脚本―L.D.ゴフィガン

編集―ジェシカ・ケハラーン

2010年/アメリカ映画

購入価格―480円(新品)



《ストーリー》

人里離れた場所にある、枯れ果てた井戸。

そこで目覚めた、5人の男女。

暗闇の中出会った彼らには面識は無く、また、なぜここにいるのか分からない。


突然、井戸に備え付けられた照明が点いた。

井戸の中にあったのは、日数を刻む時計、大量の水が入った4本のドラム缶、そして医療用メスが1本と、メモが1枚。


メモには、「人間が水のみで生き延びていられるのは30日間」と書かれていた。


水はあるが、食べ物は無い。

5人の内の1人・ジョーダンは、瞬時にそのメッセージの意味を察した。



日毎に衰弱し、心もすさんでゆく5人。

肉体は痩せ細り、徐々に理性のタガは外れ、生きるための欲求しか無くなってゆく…。

壁に生えたコケを食べ、床を這う虫を食べ、残された「食べ物」はただひとつ。


そして、目の前の人間がただの「肉」に見えたとき、彼らは禁断の食糧を口にしてしまうのか…?


そうして、30日が過ぎた。



《登場人物紹介》

―ジョーダン―

主人公。医師。金髪。

人格故か、医師という職業故か、5人のうち最も理性的かつ冷静な女性。

「人を食べる」ことを真っ向から否定し、脱出方法を模索する。

他のメンバー同様、日毎に衰弱してゆくが、医者だから健康管理がしっかりしているのか、元々の精神力が強靭なのか、それとも脚本の都合なのか、最後までそれなりに元気である。



―グラント―

初老の男性。元建築技師。


過去に、ガンだった妻に安楽死させてほしいと頼まれて望みを叶え、その罪で2年間服役していた。

娘がいるが、母親を死なせてからは会っていないらしい。


20年建築技師をやっていた知識から、井戸の外壁を崩そうと試みるが…。

ジョーダン同様理性的で普段は冷静だが、ややカッとなりやすい性格で、ルークとことあるごとに対立する。

また、腕っぷしも強いが、 心臓に持病がある。



―アンナ―

黒髪の若い女性。ダンサー。

暴力的な恋人を殺害した過去がある。

控えめな立ち位置にいるように見えるが…。



―ルーク―

気性の荒い若者。

明らかに完全なトラブルメーカーである。

押し込み強盗をはたらき、店主に抵抗されたために殺害した過去がある。

本人は「正当防衛だ」と言い切っているが、強盗やってる時点で正当防衛もクソもないので、ただの身勝手な言い訳である。



―アレックス―

気の弱そうな男。会計士。

バツイチ。

内気ではあるが優しい性格。

しかし、日毎に精神を病んでいき、人格が狂ってゆく…。



《総評》





はい、出ました。


みんな(一部の方)大好き、醜い人間の本性露呈シリーズです。



ただ今回は、今までのシチュエーションスリラーとはちぃと趣向が違います。


これまでは、やたらとIQの高い知能犯による、やたらと工夫を凝らした精巧な仕掛けや、やたらと練りに練られた巧みな計画によって、登場人物が肉体的にも精神的にも追い込まれてゆく…っちゅう作風でした。



でも今回は違う。


水とメスを用意した深い井戸に、登場人物を放り込み、放置。

ただそれを隠しカメラで観察。


たったこれだけ。

なんと単純でしょうか。


しかしこの作品の変わったところは、仕掛けや小細工の一切無い単純な作りでありながら、その状況が、いかに足掻こうと脱出不可能ということが明確であるコト。

それはすなわち、「絶対に助からない」ということがはっきりわかりきっているっちゅうコトなのです。


そう、この作品は、救いも希望も一切無い、完全に「終わっている」シチュエーションスリラーなのです。


そういう意味では、他のシチュエーションスリラーとは一線を画す絶望感を堪能できます。



いずれは死ぬとわかっていても、それでも「生」に執着し、狂気と化していく人々。

理性は徐々に消えてゆき、自身が生きるために他の人を躊躇なく犠牲にし、食べる…。


「アンタの恋人、ウマかったぜ」


劇中のセリフです。あの状況で聞くと、気分最悪でしたわ(-""-;)。


あと、こんな作品にも「ブローバック」シーンがありました。

ただし、映画の雰囲気と登場人物の狂気が相まって、まるでケモノの交尾を見ているようで全然エロく思えず、逆に不快に感じてしまいました。


「食欲」が満たされれば、次は「性欲」。

生物の根本にある欲求、本能ゆえの行動なのでしょう。


あれにはさすがに興奮せんわい。


あァ、もゥ…、なんでこんなの観ちまったんだろ…(今さら後悔)。


…さて、こっからネタバレしますヨ。注意してネ。




そんな気分最悪、絶望MAXな作品ですが、ラストはある意味予想外。


そしてそれこそがこの作品唯一の救いにして、唯一の不満点でした。


なんと、犯人をヴッ殺し、1人だけ脱出に成功します。

いままでの救いの無さをひっくり返す、驚きのラストです。


この結末には賛否両論あるかと思います。

しかし管理人個人としては、この終わり方で良かったかと思います。



それまでずっと絶望感漂っていた映画が、最後の最後に希望に満ちた結末に。

最後まで理性を捨てず、なおかつ「生」を決して諦めない者に微笑んだ結末。


絶望的な状況だったからこそ、このラストシーンで良かった、心からそう思いました。


ていうか、アレで助かんなかったら、不快な気分が次の日まで尾を引いちゃいそうぢゃないですか(;´д`)。



まぁ残念ながら、同時に不満にもなったんですがネ。


犯人のメンタルが弱すぎる。

カメラごしにちょっとのコトで動揺するわ、カメラ壊されてどうなってんのかわからなくて不安になって現場に見に行くわ、すげぇ小悪党なんだけど。

しかも悲しいぐらいただのオッサンだし。



それに、30日間なにも食べないでいたわりには、主人公が元気過ぎる。

よく縄バシゴ昇れたなアンタ。



と、細かい不満は多々ありましたが、ストーリーが良かったのと、全体の雰囲気が絶望感に包まれていたので、細部を除けば実に秀逸な作品でした。



でもなァ…。


じぇんじぇんゲテモノぢゃなかったなァ…。



掘り出し物だった…。



でも、たまにはいいモンですな。


次はゲテモノを観よう(意気込むなよ)。


(レビューおわり)


この調子で仕事が落ち着きゃあエエんですがねェ。
スポンサーサイト
|02/01| スリラーコメント(1)TB(0)
【】
このコメントは管理者の承認待ちです
2017/04/12 12:26* * [ EDIT]












 管理者にだけ表示を許可する

http://4774100.blog.fc2.com/tb.php/49-0e6cbc6c
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。