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こんなんもぅ大好物(´∀`)。





ん~、ジャスティ~ん(*´ー`*)。



の、終末世界モノです。


秩序の崩壊した世界で、

平凡な一家が、

生き残りをかけて、

銃を手に明日を生き抜く。


そんな展開を匂わせる素晴らしいジャケットでございマス。



ただ過去には、同じく素晴らしい終末ジャケでムンムンに期待させてくれ、内容は終末とは程遠い病院内でのかくれんぼだったという、

ジャケは一流、役者は二流、出来は三流の大物詐欺師『ファイナルワールド』の存在があります。


たとえ腐ったB級をこよなく愛す管理人といえど、

期待をものの見事に裏切ったコレには大いに肩をすかされたモンです。



さて今回は…?



発売元―ジャスティ

監督・脚本―ジャスティン・マコーネル

製作・原案―ケビン・ハッチンソン、ジャスティン・マコーネル

2010年/アメリカ映画

購入価格―480円(新品)



《ストーリー》


それは、大勢の人々の中の一部の人間に起こる、原因不明の症状であった。

その一部の人間は、前触れもなく突然狂人と化し、周囲の人々を無差別に殺し始めたのだ。

そして、政府が対応する間も無く、その症状を発症する人間は瞬く間に増え、世界はあっけなく終焉を迎えた…。



発症した者はもちろんのこと、そうでない者も自身が生き延びるために暴徒と化した、秩序の崩壊した世界。

そんな世界でも、一握りの正常な人々は、いまだ希望を持ちなんとか生き抜いていた。


スコットの一家も、安全な場所を求めて、大都市から遠く離れた田舎町へ向かおうとしていた。

しかし、武装した無法者たちが、彼らの近くまで迫っている。


果たしてスコット達は、無事に安息の地に辿り着くことができるのか…?



《登場人物紹介》


―スコット―

主人公。中年。一家の大黒柱。


家族を連れ、長男が住む田舎町へ向かおうとしている。

大黒柱でありながら、過去に家族をほっぽって家出していたコトもあるやや問題のある父親ではあるが、実は元ハンター(猟師)であり、彼の代までは父も祖父も皆ハンターという生粋のハンター一族の末裔。

銃器の扱いは勿論のこと、森での動き方や生活の方法を熟知したサバイバルの達人であり、一家をひっぱる頼れるオヤヂである。



―ニコール―

スコットの妻。

A級映画によく見られる、年齢の割に若く美しい人妻…ではなく、年相応の中年のオバsa…マダムである。

過去に浮気をしたコトがあるらしい。



―アーロン―

次男。

すでに一人立ちし、今は音楽関係の仕事をしているイマドキの兄ちゃんである。

父親が自身の代で狩猟をやめてしまったため、彼には父親のような戦闘力は無い。



―レベッカ―

長女。というか末っ子。

彼女も一人立ちして働いている、イマドキの若者である。

たとえ世界が崩壊してもムダ毛の処理を欠かさない、身だしなみに気をつかう女の子らしい女の子である。



《総評》

ネタバレします。

バカ映画のネタバレはいつものコトですが、今回の作品はシリアスな作品で、かつラスト数分が重要なんで、あらかじめ警告しときマス。





さて…。



ああ、惜ッしいなァ、コレ。



途中までは実に良かった。

まさに管理人が期待した、一般人のリアルなサバイバルの模様を描いておりました。




市街地を行動中、女性が自殺した現場に遭遇した一家。

彼女の手には、自らの命を断ったと思しき拳銃(コルトパイソン2インチ)。

遺体から物を取るということに若干の後ろめたさを感じつつも、拳銃を手にし、シリンダーに込められた残弾を確認し、腰に差す主人公。

さらに、彼女(遺体)の物と思われる車を探り、トランクにもう1人の死体を見つけ、毛布にくるんで外に出し、家族と共に乗車。


ガソリンの残り少ない車、残弾4発の拳銃。


頼り無い武器と車で、親類の住む田舎町に向けて出発する一家。




もう、掴みは最高デス(*´ー`*)。



道中店に立ち寄り、缶詰めなどをリュックに詰め込む一家、店主が強盗対策に置いていたボルトアクション式の小銃(エンフィールド)と弾丸を見つけるスコット。


そこへ一台の車。

中から現れたのは、ガスマスクを被り、自動小銃(AK47)を携えた2人組。


スコットは手慣れた手つきで小銃に弾を装填し、家族と共に森へ逃げ込む―。




どうですか!?

最高ぢゃないですか!?


ここまでは素晴らしい!



移動手段、食糧の調達、武器の入手など、一般人のサバイバルの様子をじっくり綿密に描いた、素晴らしい前半です。


また、銃器の扱いを熟知し、サバイバルにも長けた父親のキャラが良い。

ライフルを分解して整備するシーンなんかは、管理人みたいなバカ野郎には生唾モンです。



そんな感じで、前半は実に良かった。

そう、実に良かった!!(強調)



でも中盤から展開がガラリと変わります。


スコットとアーロンが偵察から帰ってくると、ニコールとレベッカが死んでいます。

無法者の手にかかり、無情にも殺されてしまったのです。

悲しみに暮れながらも、旅を続ける男2人。


しかし、アーロンも森に潜んでいた謎の狙撃手の手にかかり死んでしまいます。


家族を皆殺され、1人になってしまったスコットはついにブチキれ、狙撃手を追って森の奥の建物へ向かう…。



急展開、そしてクライマックスへ。



ストーリー紹介に書きましたが、「人が突然発狂し、周りの人を殺しまくる」という症状。

コイツには実はまだ続きがありまして、「発狂した者が正気に戻った時、発狂していた時の記憶が一切無い」という後付けがあるのです。


つまり自分が発狂して誰かを殺めても、正気に戻ったときには覚えていない、いつの間にか死んでる、というコトになります。



そのコトを、森の奥の建物で生活していたグループ(無法者でも狙撃手でもない普通の人)に聞かされ、全てを悟ったスコット。

さぁ、勘の良い方はもうおわかりですネ?


そう。実はスコットが自分の家族を殺していたのです。


いつの間にか死んでいた妻と娘は、息子が遅れて戻って来る前にスコットが殺害し、息子を殺した狙撃手は主人公の幻覚。

本当は発狂した主人公が撃ち殺し、それを偽りの記憶で上塗りしていたのです。



なんと使い古した結末でしょうか。


コイツぁ拍子抜け(;´д`)。



と、クソミソに言いましたが、

実際はこの結末、決して悪いというワケではないです。

「惜しい」ってのは、ただ単に管理人が「最後までリアルなサバイバルに徹したストーリー展開」を個人的に期待してたからでして。
ただ自分の思惑に沿わなかっただけなんでネ。



ラストにいたるまでの伏線はちゃんとありましたし、ストーリーの基本設定を考えると、別に不自然ではありません。

自分が、愛し守ろうとした家族を殺していたという真実…。

それを知ってしまったスコットは絶望感に打ちのめされ、泣きじゃくりながらライフルの銃口を喉元に当て、絶叫するのです。

なんとも悲痛なエンディング。


もしかすると冒頭の自殺していた女性も、自分が発狂して周りの人(車のトランクにあった死体)を殺していたことに気付き、自ら命を断ったのかも知れません。


と、見終わった後に色々考えさせてくれる、これはこれで良くできたラストと言えます。



ただし(゜д゜)。


前半をじっくり描き過ぎたのか、なんとか時間内に収めようと、後半の展開が雑。


息子の敵を討とうと敵地(勘違いだが)に乗り込むスコット。

次から次に現れる新キャラ。

知らされる真実。

そして新キャラ全滅。

スコット叫ぶ。

end。


この間、実に十数分。



短時間で次々に急展開なもんだから、観ているコッチはおいてけぼりデス。


ラストシーンそのものは良くできていましたが、道中をあまりにチャッチャと進めすぎて、感慨にふける暇も無ェ。



前半作り込みすぎて、83分でまとまらんようになったんでしょう。ちィと初っぱなから飛ばしすぎでしたネ。

そーゆー意味でもまた惜しい。



まー冴えない(失礼)B級ですから、前半見ごたえあっただけ、良しとしますかネ。

ジャスティよく頑張った!!


(レビューおわり)
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もう…馬鹿(´∀`)!






すごく間が空いちった(;´Д`)。


仕事が…仕事が…仕ごt…(;つД`)。



おかげでゼンゼン映画観る時間が無い…。



現在、他部署に援軍として出向いておりまして、いつもと違う環境、作業内容、上司と、なれない現場でヒィヒィ言うとりマス。


ヘロヘロで家に帰ってきて、メシ作って食って酒飲んで(ソレがダメ)垂れ流してテレビ観てると、


目覚めると朝(´▽`;)ゞ。

という生活です。



正直、肉体より精神がシンドイ…(;´д`)。



ハハ…( ̄▽ ̄;)、でも、こんなの言い訳ですね。


映画好きたるもの、たとえ疲労困憊であろうと、


状況を選ばず、映画を楽しく鑑賞できて当然ぢゃないか!!



さぁ、酔いどれ(これが大きな原因)の死に体に鞭打って、鑑賞開始だ!



販売元―ファインディスクコーポレーション

監督・プロデューサー―ダニエル・グロドック

エグゼクティブ・プロデューサー―パット・ウィリアムズ

2004年/アメリカ映画

購入価格―480円(新品)



《ストーリー》

アメリカの領海を、ありとあらゆる脅威から守ることを目的に政府主導で進められている、「青い悪魔(ブルーデーモン)プロジェクト」。

それは、海の食物連鎖の頂点であるホオジロザメに遺伝子改良を施し、知能、凶暴さを増大させ、脳に埋め込んだチップで調教、操作する計画であった。


先行実験で生み出されたサメは5体。本来なら海洋生物が生きてゆけない湖の一角で調教されていた。

日に日に成果が表れてはいるものの、莫大な費用をかけていながら調教に年数がかかり、しびれを切らした政府に予算を削減を迫られてしまう。

焦った海洋研究所は、まだテストが十分でない「青い悪魔」を、軍上層部や政府高官に披露しようとする。

しかし、何者かの手引きによって「青い悪魔」たちの拘束が解け、河川を下り海洋へと脱走してしまう。


研究所の科学者たちは沿岸警備隊に警告しようとするが、生体兵器の存在を公にしたくない軍がそれを阻み、あくまで「普通のサメ」としての対応しか取ろうとしない。

はたして科学者たちは、「生体兵器」と化した海の王者から、民間人を守ることはできるのか…?



《登場人物紹介》

―ネイサン―

主人公。

科学者。

いいひと。

離婚寸前の夫。


以上。



―マーラ―

ヒロイン。

科学者。

無論いいひと。

ネイサンの同僚かつ、離婚寸前の妻。


以上。



―ローレンス―

海洋研究所の所長。

四頭身のちっちゃいオッチャン。

その愛くるしいボディとは対照的な、広いでこっぱちとモジャモジャなヒゲがダンディズムをかもし出している愛すべき異色キャラ。

所長ということで科学者2人に厳しく当たっているが、実は根はとってもイイヒトだったりする。


ズボンが派手。



―エイブリー―

ネイサンらの助手。ひげもじゃアンちゃん。

こういう映画につきものの、軽口を絶やさない陽気な人物だが…。
内心マーラが好き。



―レモラ―

笑いを撒き散らす将軍。

「青い悪魔計画」の視察にやってくる。


ジェフ・フェイヒー。

常に葉巻をくわえている。



《総評》



はじめに一言。





ばーーーか!!(`∀´)



ヘーイ、HEY HEY、


なんやコレは( ´∀`)σ。


なんやの?この作品なんやの?

一体、どないな映画をこしらえたかったの?


怖さ、派手さ、笑い、キモさ、エロさ、


ぜーんぶアカンやぁん( ´∀`)。


まぁ管理人的にはコノふざけた内容、実に痛快やったケードね( ̄▽ ̄)。




以上、総評終わり…と言いたいトコです。正直。


だぁって、他はなんも印象に残らへんのやもの。


薄いなー、薄い。

内容全てが薄い。


まず主人公2人のキャラが平々凡々すぎて印象に残らない。

それでいて所長のちっちゃいオッチャンと、ジェフ・フェイヒーの個性が強すぎマス。コイツらにしか目がいきまへんわ。


離婚寸前の2人が、サメを追い回すうちに仲直り…というよくある展開も、まったくもってどうでもよろしい。


っちゅーか、「アトミックジョーズ」とかのたまってるくせに、コノ作品、サメが全然出てこないという、致命的な欠陥が。


まぁ、短時間であっても素晴らしい働きを見せてくれりゃあいいんですが、


襲いかかった人間にはことごとく逃げられ、

サメに喰われた被害者、全編通してわずか4名。しかも直接描写ほぼナシ。


馬ぁー鹿(゜д゜)。



あと、あのサメなにがスゴイん?
遺伝子改良?は?ドコを?


べつにフツーやん!?(゜ロ゜ノ)ノ

CGちゃっちぃし!!


挙げ句、5匹のうち1匹は、通りすがりの釣り人のオッサンに銛銃でヘッドショットを決められ、アッサリ即死という雑魚っぷり。

残った4匹のうち3匹は、主人公が病院で寝ている間にしれっと殺処分されていました。



アトミックの名が泣くぜ( ̄▽ ̄;)(原題はBLUE DEMONデスが)。




ところで、随所にギャグを織りまぜて笑かそうとしてくるのはなんでぢゃい?


ちっちゃいオッチャンは存在自体で笑いを取ろうとするわ、女子トイレにフツーに入るわ、核爆発をドア一枚で凌ぎきるわの大活躍だし、

ジェフ・フェイヒーなんて、いかなる状況であろうと常に葉巻をふかしてるし、なんでか死に際に敬礼とかするし。

アンタ、毎度毎度ナニをやっとんだ!

『マチェーテ』で娘に欲情する悪党、『ギガンテス』でいかつい少佐、ほんで今度はアホな将軍か!
ま、個人的には応援してるけどナ!!



後半は笑いの割合が増加。というかほぼコメディのノリ。

ここまでの時点で、すでにナニがホラーなのか、ワテにゃあもうサッパリですわ奥さん。



サメ映画に笑いって、必要ですか?




…まぁそういうワケで、作品自体が冗談みたいなふざけた出来でした。





馬ぁー鹿!!(゜Д゜)



あっ、いやいや、


サメが人体を食い散らかすシーンを期待した管理人が馬鹿でしたネ。ごめんなさい。



で、結局のトコ、


この映画作ったヒトは、いったいナニを伝えたかったんでしょうか。


ちっちゃいオッチャンの可愛さと、ジェフ・フェイヒーのアホさしか印象に残らないような作品。

きっと監督も馬鹿なんでしょう。


邦題も、内容も、作ったヒトも、ジェフ・フェイヒーも、コレを面白かろうと期待して観た管理人もみんな馬鹿。



さぁ、皆さんご一緒に。



馬ぁーーー鹿!!(゜◇゜)


(レビューおわり)

なにひとつ偽りのない、素晴らしいジャケット。

管理人としちゃあ残念ですが。





忙しさも多少軽減し、すこし心にゆとりのできてきた今日この頃。

それでもいまだにややテンションの低い管理人を、再び奈落に突き落とすようなテンションの低い作品を鑑賞いたしました(何故)。



…っていうかコレ、ゲテモノちゃうやーん。


普通に良く出来てるやーん(´∀`)。




…まぁいいか(適当)。



せっかく観たし、レビューしよ(トーン低い)。



販売元―ファインディスクコーポレーション

発売元―ジャスティ

監督、脚本―スティーヴン・ヘンチェス

製作―F.X.ヴィトロ、ジョン・ソーヤー

原案、脚本―L.D.ゴフィガン

編集―ジェシカ・ケハラーン

2010年/アメリカ映画

購入価格―480円(新品)



《ストーリー》

人里離れた場所にある、枯れ果てた井戸。

そこで目覚めた、5人の男女。

暗闇の中出会った彼らには面識は無く、また、なぜここにいるのか分からない。


突然、井戸に備え付けられた照明が点いた。

井戸の中にあったのは、日数を刻む時計、大量の水が入った4本のドラム缶、そして医療用メスが1本と、メモが1枚。


メモには、「人間が水のみで生き延びていられるのは30日間」と書かれていた。


水はあるが、食べ物は無い。

5人の内の1人・ジョーダンは、瞬時にそのメッセージの意味を察した。



日毎に衰弱し、心もすさんでゆく5人。

肉体は痩せ細り、徐々に理性のタガは外れ、生きるための欲求しか無くなってゆく…。

壁に生えたコケを食べ、床を這う虫を食べ、残された「食べ物」はただひとつ。


そして、目の前の人間がただの「肉」に見えたとき、彼らは禁断の食糧を口にしてしまうのか…?


そうして、30日が過ぎた。



《登場人物紹介》

―ジョーダン―

主人公。医師。金髪。

人格故か、医師という職業故か、5人のうち最も理性的かつ冷静な女性。

「人を食べる」ことを真っ向から否定し、脱出方法を模索する。

他のメンバー同様、日毎に衰弱してゆくが、医者だから健康管理がしっかりしているのか、元々の精神力が強靭なのか、それとも脚本の都合なのか、最後までそれなりに元気である。



―グラント―

初老の男性。元建築技師。


過去に、ガンだった妻に安楽死させてほしいと頼まれて望みを叶え、その罪で2年間服役していた。

娘がいるが、母親を死なせてからは会っていないらしい。


20年建築技師をやっていた知識から、井戸の外壁を崩そうと試みるが…。

ジョーダン同様理性的で普段は冷静だが、ややカッとなりやすい性格で、ルークとことあるごとに対立する。

また、腕っぷしも強いが、 心臓に持病がある。



―アンナ―

黒髪の若い女性。ダンサー。

暴力的な恋人を殺害した過去がある。

控えめな立ち位置にいるように見えるが…。



―ルーク―

気性の荒い若者。

明らかに完全なトラブルメーカーである。

押し込み強盗をはたらき、店主に抵抗されたために殺害した過去がある。

本人は「正当防衛だ」と言い切っているが、強盗やってる時点で正当防衛もクソもないので、ただの身勝手な言い訳である。



―アレックス―

気の弱そうな男。会計士。

バツイチ。

内気ではあるが優しい性格。

しかし、日毎に精神を病んでいき、人格が狂ってゆく…。



《総評》





はい、出ました。


みんな(一部の方)大好き、醜い人間の本性露呈シリーズです。



ただ今回は、今までのシチュエーションスリラーとはちぃと趣向が違います。


これまでは、やたらとIQの高い知能犯による、やたらと工夫を凝らした精巧な仕掛けや、やたらと練りに練られた巧みな計画によって、登場人物が肉体的にも精神的にも追い込まれてゆく…っちゅう作風でした。



でも今回は違う。


水とメスを用意した深い井戸に、登場人物を放り込み、放置。

ただそれを隠しカメラで観察。


たったこれだけ。

なんと単純でしょうか。


しかしこの作品の変わったところは、仕掛けや小細工の一切無い単純な作りでありながら、その状況が、いかに足掻こうと脱出不可能ということが明確であるコト。

それはすなわち、「絶対に助からない」ということがはっきりわかりきっているっちゅうコトなのです。


そう、この作品は、救いも希望も一切無い、完全に「終わっている」シチュエーションスリラーなのです。


そういう意味では、他のシチュエーションスリラーとは一線を画す絶望感を堪能できます。



いずれは死ぬとわかっていても、それでも「生」に執着し、狂気と化していく人々。

理性は徐々に消えてゆき、自身が生きるために他の人を躊躇なく犠牲にし、食べる…。


「アンタの恋人、ウマかったぜ」


劇中のセリフです。あの状況で聞くと、気分最悪でしたわ(-""-;)。


あと、こんな作品にも「ブローバック」シーンがありました。

ただし、映画の雰囲気と登場人物の狂気が相まって、まるでケモノの交尾を見ているようで全然エロく思えず、逆に不快に感じてしまいました。


「食欲」が満たされれば、次は「性欲」。

生物の根本にある欲求、本能ゆえの行動なのでしょう。


あれにはさすがに興奮せんわい。


あァ、もゥ…、なんでこんなの観ちまったんだろ…(今さら後悔)。


…さて、こっからネタバレしますヨ。注意してネ。




そんな気分最悪、絶望MAXな作品ですが、ラストはある意味予想外。


そしてそれこそがこの作品唯一の救いにして、唯一の不満点でした。


なんと、犯人をヴッ殺し、1人だけ脱出に成功します。

いままでの救いの無さをひっくり返す、驚きのラストです。


この結末には賛否両論あるかと思います。

しかし管理人個人としては、この終わり方で良かったかと思います。



それまでずっと絶望感漂っていた映画が、最後の最後に希望に満ちた結末に。

最後まで理性を捨てず、なおかつ「生」を決して諦めない者に微笑んだ結末。


絶望的な状況だったからこそ、このラストシーンで良かった、心からそう思いました。


ていうか、アレで助かんなかったら、不快な気分が次の日まで尾を引いちゃいそうぢゃないですか(;´д`)。



まぁ残念ながら、同時に不満にもなったんですがネ。


犯人のメンタルが弱すぎる。

カメラごしにちょっとのコトで動揺するわ、カメラ壊されてどうなってんのかわからなくて不安になって現場に見に行くわ、すげぇ小悪党なんだけど。

しかも悲しいぐらいただのオッサンだし。



それに、30日間なにも食べないでいたわりには、主人公が元気過ぎる。

よく縄バシゴ昇れたなアンタ。



と、細かい不満は多々ありましたが、ストーリーが良かったのと、全体の雰囲気が絶望感に包まれていたので、細部を除けば実に秀逸な作品でした。



でもなァ…。


じぇんじぇんゲテモノぢゃなかったなァ…。



掘り出し物だった…。



でも、たまにはいいモンですな。


次はゲテモノを観よう(意気込むなよ)。


(レビューおわり)


この調子で仕事が落ち着きゃあエエんですがねェ。
|02/01| スリラーコメント(1)TB(0)
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