レクター博士みたいですが、こんなマスクは出てこないです。
健康診断がありました。
前日21時以降は飲食一切禁止。当然飲酒などもってのほかでございます。
あの日の苦しみときたら…布団で胸を掻きむしりながら悶絶しておりましたよ(大袈裟)。
その我慢の見返りが、腕に針ブッ刺されて血ィ抜かれたり、上半身裸にされて妙チキリンな機械に押し付けられて恥ずかしい写真を撮られたり、ションベンを紙コップに注ぐように強要されたりすんですから(言い方悪)。ホント割に合いませんよ(--;)。
そんな中でも、管理人の気にする診断はそう、「血圧測定」であります。
かつて横浜のヨドバシカメラにてK点越えを叩き出したあの時から、管理人は胡麻麦茶を愛飲してきました。
その成果が、今ッ!(° Д° )
ピー♪
132。
変わってねェェェェエエエ!!Σ(° ◇° ;(その分飲んでるからネ)
発売元-ニューセレクト
監督-ジョン・ハフ
製作-ブライアン・エディング
脚本-ランドール・フレイク
原作-ダグラス・クレッグ
2002年/アメリカ映画
原題:『BAD KARMA』
購入価格-350円(中古)
《ストーリー》
州立精神病院に収容されている猟奇殺人犯、モーリーン・ハッチャー。
彼女は、自分の主治医であるく精神科医トレイに、病的な愛情を抱いている。
しかし、妻子を愛するトレイは当然モーリーンのその異常な偏愛を受け入れる筈もなく、彼女の誘惑を受け流しつつ治療を続ける毎日であった。
だがトレイが休暇をとり家族と旅行に出掛けたある日、モーリーンは彼の助手をはじめ病院関係者を複数殺害し病院から脱走してしまう。
脱走を知ったトレイはモーリーンを捕らえるべく警察に協力するが、モーリーンは捜査網を巧みにかわして逃亡を続ける。
そしてモーリーンは、トレイと結ばれて添い遂げるため、邪魔者である彼の家族に牙を剥くのだった…。
《登場人物紹介》
-トレイ・キャンベル-
精神科医。青髭おっさ…おにーさん。
州立病院に勤め、これまでに何人もの精神疾患の患者を更正させてきた優秀な精神科医。
私生活では愛する妻と娘に恵まれ、仕事で家庭を少々おろそかにしがちだが順風満帆な日々を送っている。
モーリーンの狂った愛の対象になっており、かつて一度だけモーリーンの誘惑に負けキスしてしまったことがある。
演じるのは『スターシップ・トゥルーパーズ』で主人公のライバル役だったパトリック・マルドゥーン。
脳ミソちゅーちゅーされてくたばる間男だったあの頃に比べてかなりの出世。
-カーリー・キャンベル-
トレイの妻。ブロンドおばさ…おねーさん。
夫を心底愛しているが、その夫が結構女性にモテるので、浮気しないか心配している。
また、精神科医として多忙なあまり、しょっちゅう家を空けることにも不満気味。
-テレサ・キャンベル-
トレイとカーリーの娘。7~8歳くらい。
パパ大好き。もち、ママも好き。
-ジェニー-
トレイ達が旅行先で雇ったテレサのベビーシッター。茶髪ねーちゃん。
彼氏がいたが、最近になって別れた。
面倒見がよくテレサもなついているが年上の男性が好みらしく、実はカーリーの居ない所でトレイに言い寄ったりするなど、中々の性格をしている。
-モーリーン・ハッチャー-
主人公。殺人鬼。金髪おねーさん。
統合失調症患者として州立病院の一室に拘束・隔離されていた猟奇殺人犯。
主治医のトレイに異常なまでの執着を持つが、それは彼が「切り裂きジャック」の生まれ変わりであり、そして自分がはその切り裂きジャックの愛人の生まれ変わりだと思っているからである。
トレイと2人で添い遂げ、来世でもまた再び巡り会えるよう、「転生の儀式」を行おうとしており、その為に殺害した犠牲者の遺体の一部を持ち去っている。
その執念深さも凄まじいが、警察の目を易々と掻い潜る知能犯でもあり、また妖艶な美貌で度々男を手玉に取る。
実は整形して顔を変えている。
《総評》
幸せな家庭を持つ男が、美人だけど性格がイタい女に執拗に付きまとわれちゃうという、よくあるカンジのストーカーもんです。
ただしこの作品の場合、そのストーカーの女性のイタさが尋常じゃないですが。
「私と貴方は、切り裂きジャックとその恋人の生まれ変わりなの」
「来世でもまた添い遂げるために、二人で儀式を行うのよ」
「儀式の為には人間の臓器が必要なの。あと、貴方の妻子の命」
「最後に二人が同時に死ねば、儀式は完了よ。来世でもまた結ばれるわ。さぁ一緒に死にましょう」
なんのこっちゃ!!Σ(° Д° :)
何が言いたいのかサッパリですけど!?
そんなワケのわからん理由で殺しにかかってくんですから。たまったもんじゃないですよ(((゜ロ゜;)))。
もう、何百回も電話かけてきたりとかしつこく付きまとったりとか、嫉妬ぶりが異常とか、そんな一般的なストーキングとは桁が違います。
そんなストーカーなんぞ可愛いモンです。いや、だからって管理人をストーカーすんのは勘弁して下さい( ̄▽ ̄;)(無用な心配)。
ジャケ裏に「女ハンニバル・レクター」だのなんだの書いてますが、本作の殺人鬼モーリーンは、頭脳明晰とはいえあんなIQのバカ高い天才犯罪者ではないですし、犠牲者をカニバルしたりもしません。
モーリーンはあくまでもトレイと結ばれることを最終目標とする、アタマのイカれたストーカーであります。
なので、『羊たちの沈黙』のような高度な緊張感、サスペンス感は皆無で、単なる行き過ぎたストーカー作品となってます。
ただ、モーリーンのその凶悪さは並のストーカーもんとは比較にならず、実は犠牲者の数は『13金』1作品当たりのジェイソン君の殺害数に匹敵するほど。
とはいってもグロさはほとんど無く、殺害手口はほぼ全てがナイフによる刺殺で、残虐度は低いです。
この作品のミドコロはそういったグロさではなく、モーリーンのトレイに対する歪みまくりの想いと、その為ならあらゆる手段を問わない容赦の無さに尽きます。
罪のない人、無関係な人、トレイに近づくためならば、誰であろうと殺す。
そんなとんでもない女が愛する妻子に忍び寄る。トレイにすればこれほど恐ろしいコトは無いでしょう。
事実、モーリーンがナイフ片手に幼い娘テレサに容赦無く迫るシーンなどもあり、ホントにトレイ以外には一片の情も無いんだなァ…と、改めてとんでもない女だとビビらされます。
…まぁ、ソコぐらいですけどね。ミドコロ┐('~`;)┌。
別に捻ったストーリーでもないし、前述の通りスプラッタ度も低目で、一映画としては特別面白いワケではないです。
あと、ストーカーのモーリーンが美人っつうコトで、個人的に少々スケベなシーンでもあるかと期待しておったんですが。
全然ありませんでした(_ _;)。不純な期待をした管理人がおバカでした。
せっかくのパツキン美人だったのになァ。チッ(コラ)。
総合的にはそこまで面白い映画ではないですが、駄作ではないし、片手間垂れ流しで鑑賞するぐらいには丁度良い作品かと思います。
思い込みの激しい人間、聞く耳を持たない人間ほど恐いものはない。
幽霊やモンスターにはない、リアルな恐怖を味わいたいアナタに。
(レビューおわり)
まぁ…。
この血圧キープしときゃ、死なないか(妥協)。
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